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渡邊 和仁; 中村 誠; 飛田 健次; 染谷 洋二; 谷川 尚; 宇藤 裕康; 坂本 宜照; 荒木 隆夫*; 浅野 史朗*; 浅野 和仁*
Proceedings of 26th IEEE Symposium on Fusion Engineering (SOFE 2015), 6 Pages, 2016/06
水冷却方式の核融合原型炉において、真空容器外でブランケット冷却配管が破断した場合、高温・高圧の蒸気が建屋区画内に放出されるため、加圧により放射性物質が建屋区画外に放散される可能性がある。そこで、本研究ではこの事象(真空容器外冷却材喪失事象)に対し、3つの閉じ込め障壁案を提案した。これらの案に対して事故解析コードである「MELCOR」の核融合向け改良版を使用した熱水力解析を実施し、各案が成立する条件を明らかにした。
坂本 宜照
no journal, ,
原型炉設計合同特別チームの活動として、日本の原型炉の開発戦略、原型炉に求められる基本概念、原型炉の構成要素の技術基盤構築について、特に「計測・制御開発」に関する技術課題について報告する。原型炉では強い放射線場に起因する様々な制約があるため、ITER計画で開発・整備される計測器の性能や運転実績を踏まえて、適用可能な必要最小限の計測器群に絞り込むことが重要である。特に、燃焼制御に必要な計測器の開発、耐放射線器機の開発、磁気計測の平衡制御精度の向上を行い、原型炉に適用し得る計測システムに見通しを得ることに加えて、実時間運転制御シミュレータの開発を行うことが必要である。
Tommasi, G. D.*; Farthing, J.*; Joffrin, E.*; Vega, J.*; Vitale, V.*; Clement, S.*; Sartori, F.*; 久保 博孝; 中島 徳嘉*; 小関 隆久
no journal, ,
ITERの遠隔実験センターは、国際核融合エネルギー研究センターの事業の一つである。遠隔実験センターの目的は、研究者がITER実験に遠隔地から参加できることである。それには、装置状態情報及び実験データを実時間で受け取り、制御室と交信できることが含まれる。本発表では、まず遠隔実験センター事業の最近の状況について概要を述べた後に、欧州トカマクの協力によって行われる遠隔実験のデモンストレーションに対する提案を中心に述べる。最後に、デモンストレーションで想定される実施計画について議論する。